沖縄の伝統染織「紅型」がメタバースで蘇る
2025年11月に、株式会社Vが大丸松坂屋百貨店と協力し、沖縄の伝統的な染織技術「紅型」をモチーフにした新作3D衣装を発表します。この衣装は、メタバース内で使用できるオリジナルのアバター向けにデザインされており、鮮やかな色合いと独特の模様が特徴です。
色彩豊かな紅型とは
紅型(びんがた)は、琉球王国時代から続く沖縄の伝統的な染織技法で、型紙や筆を用いて色とりどりの染料を重ねていきます。これにより、自然や吉祥を表現した美しい模様が生まれ、歴史的には礼服や舞踊衣装としても用いられました。現在、琉球びんがたは沖縄県の無形文化財として認められ、国の伝統的工芸品にも指定されています。
今回発表される衣装シリーズは、長年大丸松坂屋百貨店が所蔵してきた貴重な紅型コレクションを元に制作されています。このプロジェクトは、伝統的な美を現代のメタバース文化と融合させることを目的としており、過去の名品を未来の形でデジタル化する試みがなされています。
3つのスタイルを楽しめる新作衣装
今回の新作衣装は3種類で、それぞれ異なるデザインやスタイルが施されています。ここにそれぞれの特徴を紹介します。
1. 舞踊四つ竹Style
この衣装は、伝統的な紅型をベースにしつつ、古典舞踊の優雅さを再現した華やかなデザインです。主に以下のアバターに対応しています:
- - 大丸・松坂屋アバター(Type KOB・SSB・TKY・UMD)
- - しなの、マヌカ、真央
2. ニライStyle
紅型の模様を現代的に再解釈し、柔らかい印象を与える軽やかなスタイルです。こちらも多くのアバターに対応しています。
3. カナイStyle
男性アバターにもフィットするようにデザインされたモダンな装い。多様なアバターに対応し、幅広い層に好まれるスタイルです。
このように、3D衣装はいずれも沖縄の伝統を大切にしながら、個々のアバターの個性を引き立てる工夫がされています。
スペシャルイベントの実施
また、紅型衣装の発売を記念して、VRChat上で試着イベントを開催します。このイベントでは、衣装の制作の裏側やデザインに込められた思いを紹介し、参加者が直接衣装を体験できる貴重な機会です。
イベント詳細
監修体制とこだわり
このプロジェクトは、沖縄の文化を理解した専門家の協力を得ており、文様や配色の選定には慎重を期しています。「文化を3Dの世界で再現する」という理念の下、紅型の美しさを一目で伝えることを目指しています。
お問い合わせ先
紅型衣装に関する詳細は、
大丸・松坂屋アバター販売公式Xをご覧ください。
メタバースの未来へ向けて
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