鰻専門店「鰻の成瀬」とPaykeが提携
滋賀県の鰻専門店「鰻の成瀬」を運営するフランチャイズビジネスインキュベーション株式会社と、沖縄県那覇市に本社を構えるアプリ開発会社の株式会社Paykeが、このたび業務提携を発表しました。この提携は、訪日外国人の観光客が日本の食文化をより深く理解し、楽しむためのきっかけを提供することを目的としています。
提携の背景
2024年には訪日外国人旅行消費額が8兆円に達すると予測されており、日本政府は2030年には15兆円市場を目指しています。これに伴い、日本の「食文化」は訪日客にとって大きな魅力の一つとなっており、その中でも「鰻」は特に人気があります。しかし、鰻にまつわる情報が不足しているため、外国人観光客にはハードルが高く感じられることも多いのが現状です。そこで、今回の業務提携を通じて、鰻文化を広めることに力を入れます。
具体的な取り組み内容
1. 日本の鰻文化のPR
Paykeアプリを活用し、日本の鰻文化および「鰻の成瀬」の魅力を多言語で積極的に発信します。アプリ利用者が簡単に店舗情報をチェックできる仕組みを構築し、訪日客の来店を促進します。
2. デジタルマーケティングの強化
フランチャイズビジネスインキュベーションのAI生成力を活用し、多言語対応のデジタル広告を共同で展開します。これにより、訪日する前から「鰻の成瀬」を知ってもらい、食事の場面に誘客を図ります。
3. ストレスフリーな食事体験の提供
QRコードを通じて、多言語のメニューや鰻の食べ方、歴史を簡単に学べる仕組みを構築し、訪日客の満足度向上を図ります。また、インバウンド向けの限定メニューも開発し、特別な日本食体験を提供する予定です。
4. 新たな飲食事業モデルの開発
鰻文化だけでなく、インバウンド市場に対応した新たな飲食事業モデルのチェーン展開を視野に入れ、両社のノウハウを活かして新しいフランチャイズモデルを提案します。
5. 海外展開への布石
今後は、両社の知見やデータ分析を元にして、海外市場への進出を見据えたマーケティングを展開。未来の海外店舗展開に向けた基盤を築いていくことが期待されています。
鰻の成瀬とは
2022年に「鰻の成瀬横浜店」を開業したフランチャイズビジネスインキュベーションは、2023年2月から多店舗展開を開始し、すでに370店舗以上を展開しています。SNS上では「コスパ最強」と評判を呼び、多くのメディアにも取り上げられています。さらに、提供する鰻は、高品質な脂の乗りを持ち、関東風の蒸し焼きと関西風の香ばしさを両立させた絶品です。
Paykeとは
「Payke」は、バーコードをスキャンすることで商品の情報を多言語で表示できるアプリです。これまでに約75万点の商品データを七言語で提供し、訪日外国人に向けて非常に便利なサービスを展開しています。2015年以降、142か国の500万人以上の訪日客に利用されており、その利便性から高い評価を得ています。
おわりに
「鰻の成瀬」と「Payke」の協力により、日本の食文化がさらに多くの訪日外国人に届き、楽しんでもらえることを期待しています。今後の取り組みから目が離せません。