キングスU18とU15、福岡で得た成長の瞬間
沖縄のバスケットボールチーム、キングスが11月に福岡での練習試合を行いました。この遠征は、U18とU15それぞれが異なる目的で組まれており、選手たちにとって大変貴重な経験となりました。
キングスU18の挑戦
キングスU18は、BリーグU18の重要な大会、「インフロニア B.LEAGUE U18 CHAMPIONSHIP 2025」に挑みました。大会はトーナメント形式で、全国から40チームが参加し、ベスト8という結果を残しました。しかし、上位4チームが出場する「インフロニア B.LEAGUE U18 INTERNATIONAL CUP 2026」には届かず、選手たちは悔しさを抱えています。
ヘッドコーチの浜口炎は、選手たちの成長を実感しながらも、次に向けた課題を見据えています。「試合の日々が続く中、選手たちは確実に自分を高める努力をしています。悔しい結果ですが、成長の糧にできるでしょう」とコメント。
初戦から波に乗る
初戦のアルティーリ千葉U18戦では、56-42で勝利。続く試合では宇都宮ブレックスU18に71-50で快勝し、チームの士気も高まります。しかし、準々決勝では強豪のサンロッカーズ渋谷U18に58-61で敗れ、3Pシュートの成功率が相手に対して極端に低かったことが響きました。
ゲームキャプテンの#33長嶺充来選手は、「オフェンスの面での課題を実感しましたが、ディフェンスの粘り強さを評価できる部分もありました」と語ります。さらなる鍛錬を誓い、次戦に向けて気を引き締めます。
キングスU15の遠征
一方、キングスU15も福岡での強豪校との練習試合を通じて貴重な経験を手にしました。福岡大学附属大濠高校や福岡第一高校といった名門校との対戦は、選手たちにとって大きな刺激となりました。
ヘッドコーチの末広朋也は、「この遠征は、選手たちにとって新しい経験の場となることを願いました」と話し、選手たちの成長を期待しています。特に宮城昊河選手は、相手の強さに圧倒されながらも、自身の成長をしっかり感じていました。「ガードとしてのプレーの幅を広げることの大切さを学びました。これからも精一杯頑張ります」と意気込みを語ります。
福岡で得た教訓とは
福岡大学附属大濠高校との練習試合では、実力の差を痛感した選手たちが多く、それぞれが新たな課題を見出しました。特に、身長差やスピード、コートでの動きの違いを体感し、実際にトップ選手のプレーを肌で感じ取る貴重な時間となりました。金城大智選手は、「相手のプレーから学ぶことが多かった。今後の練習に活かすつもりです」と感想を述べました。
これからの展望
キングスU15は年明けに控える「京王 Jr.ウインターカップ2025」に向けて意気込む選手たち。「今回の経験を後に繋げるため、さらなる努力が必要です。頂点を目指して、次の大会に向けて準備を進めます」と宮城選手が力強く宣言しました。
これからもキングスの選手たちの成長に目が離せません。全国大会に向けて、更なる進化を続ける彼らに是非ご注目ください。