知のつなぎ役としての新たな挑戦
沖縄に拠点を置く株式会社エッセンスは、研究知と社会を結びつけることを使命とした「Knowledge Tech」カンパニーです。このたび、同社は新たに安間裕氏をデジタルアドバイザーとして迎え、さらなる成長を目指しています。安間氏は、AIやデジタル戦略の領域で豊富な経験を有し、顧客との共創を進めてきた実績をもっています。
エッセンスは2021年に設立され、以来、研究と企業の架け橋となるプロジェクトを展開してきました。特に注目すべきは、2023年に発表された独自データベース「ANSWER」です。このシステムは、生成AIを活用し、単なる情報検索を超えて、ユーザーが目的の研究知に辿り着くまでをサポートする新しい機能を備えています。具体的には、「レコメンド探索モード」「研究テーマ探索モード」「アシスタントAIモード」といった3つの機能によって、研究者とのつながりをスムーズにします。
安間裕氏の就任
安間氏の経歴は尊敬に値します。彼はアクセンチュア社で執行役員や、アバナード社の代表取締役等を務め、テクノロジーと戦略の両面で数々の成果を上げてきました。その経験を生かし、エッセンスが展開する「ANSWER」の使い方を広め、企業と研究者との新しい連携モデルを構築する役割を担います。安間氏自身もこのプロジェクトに対し強い期待を寄せ、「知をつなぐことが新しい社会インフラを作る」と述べています。
未来に向けた取り組み
今後、エッセンスは安間氏の専門知識を活かしながら、以下のような取り組みを強化していく予定です。
1.
企業に向けたAI・ITの活用支援: 研究知を企業が活用するためのサポートを行い、共創の場を提供する。
2.
研究者と産業界の新たな場所作り: 研究者と企業のマッチングを促進し、双方にとって有益な環境を整備する。
3.
「ANSWER」の社会実装: このシステムを広く普及させ、研究知の活用を社会全体で進めていく。
4.
社会課題の解決に貢献するイノベーション創出: 最新の研究結果をもとに、具体的な社会課題に対する解決策を模索する。
最後に
代表取締役の西村勇哉氏は、安間氏の加入により、エッセンスの「知のデータベース」の展開を加速させ、研究者と事業者の協力に基づいた新しい未来の実現を信じています。彼は「人とAI、社会が相互に支え合う関係を築くことが目標」と語り、知の革新による社会全体の進歩に寄与する意志を示しています。
株式会社エッセンスは、沖縄・恩納村のOISTインキュベーションスクエア内に位置し、研究知と社会をつなぐ取り組みを強化していくことで、未来を豊かにするイノベーションを生み出すことを目指しています。