スターバックスが提案する偏見のない未来を育む学校プロジェクト

スターバックスの「レインボー学校プロジェクト」とは

スターバックスコーヒージャパンが2020年から取り組んでいる「レインボー学校プロジェクト」は、小学生を対象に性の多様性について学ぶ機会を提供する教育プログラムです。このプロジェクトの一環として、スターバックスのパートナー（従業員）が、専門の講師と協力して LGBTQ+に関する授業を実施します。

ここでは、子どもたちが性の多様性について理解を深めるとともに、すべての人が安心して自分を表現できる環境づくりを目指しています。

プロジェクトの目的と概要

スターバックスは「Our Mission, Promises & Values」という企業理念を掲げています。その理念のもと、互いを理解し認め合うこと、そして一人ひとりが自分らしくいられる居場所づくりを大切にしています。これを実現するために、「レインボー学校プロジェクト」が生まれました。

このプロジェクトでは、性的少数者の経験を語る講師が、LGBTQ+に関する基本的な知識や体験談を通じて対話の場を提供します。特に、安心で安全な環境の中で子どもたちが自分の言葉で話すことができることが重要です。

授業の内容

授業は45分間の単位で行われ、4、5、6年生を対象にしています。主な内容は、性の多様性に関する基礎知識や、スターバックスのパートナーによるリアルな体験談、さらに子どもたちとのリフレクションを含みます。
このプロジェクトのメイン講師である鈴木茂義氏は元公立小学校主任教諭であり、多数の学校での授業経験があります。彼は、子どもたちの発達段階に応じた教育手法を専門とし、年間80回以上の出張授業を行っています。

募集について

2025年6月から9月に実施されるこのプログラムでは、東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県の約12校を募集しています。申込は2025年4月27日（日）まで受け付けています。興味のある学校は、指定の申込フォームから申し込むことができます。

また、プログラムの詳細や授業の流れを知りたい方は、説明動画も視聴可能です。メールでのリクエストが必要ですが、過去の実施事例や参加者の声も参考にできます。

参加者の反応

これまでにプロジェクトに参加した子どもたちからは、ポジティブな感想が数多く寄せられています。「自分が周りと違うことが嫌だったが、自分らしく生きることができると思った」といった感想が、参加者の内面に変化をもたらしているようです。また、「友達や周囲の個性も大切にしたいと思えた」と、多様性を尊重する意識が高まったといいます。

スターバックスは今後も「NO FILTER」の理念を基に、多様性を大切にする活動を推進し、子どもたちが未来を拓くためのサポートを続けていきます。彼らが周囲の人々を理解し、互いに支え合える社会を築くための一助となることを願っています。