ビーチクリーンで海を守る
2025-05-19 18:11:42

恩納村で開催される国際生物多様性の日のビーチクリーンイベント

恩納村で行われるビーチクリーンイベント



2025年5月24日、恩納村谷茶の浜で国際生物多様性の日にちなみ、ビーチクリーンイベントが実施されます。毎年5月22日前後には、生物と共生することを考え行動を起こす日が設けられていますが、今年のテーマは「自然との共生、持続可能な未来へ!」です。この重要な日に、読谷村に拠点を置く海洋保全のボランティア団体であるOCPAが主催します。

ウミガメとの共生を考える



沖縄の美しい海でのダイビングやシュノーケリングは、訪れる観光客にとって大きな魅力です。しかし、ウミガメたちが絶滅危惧種となってしまった背景には、乱獲や環境の悪化があります。実は、世界に存在する7種類のウミガメのうちの3種類が今なお沖縄の浜で産卵しており、その大切な生息地を守ることが私たちの使命です。

ビーチクリーンは、ただゴミを拾うだけではありません。参加者全員がウミガメの保護について考える機会となり、私たちの行動がいかに環境に影響を与えるかを学ぶことができます。沖縄の海を次世代に残していくために、私たちはこの活動を通じて豊かな生態系を理解し、地域の皆さんとの意識を高めることが重要です。

恩納村谷茶海岸の魅力



今回のイベントの開催地、恩納村谷茶海岸はウミガメの産卵浜として知られています。この浜は、観光開発の影響をほとんど受けず、沖縄本島中部に残る数少ない自然の浜です。産卵シーズンも始まっており、参加者はウミガメが産卵する浜の大切さを直接感じることができます。

私たちの海洋保全活動において、プラスチックによる海洋汚染は大きな問題です。発泡スチロールやプラスチックゴミの収集を行うことで、マイクロプラスチックになる前に対策を講じることの重要性を伝えていきます。

参加の呼びかけ



このイベントを通じて、一人でも多くの人に生物多様性や海洋環境保護について関心を持ってもらいたいと考えています。沖縄の美しい海を子どもたちに引き継ぐために、私たちは定期的に活動を続けていきます。興味がある方は、ぜひイベントに参加してみてください。

詳細情報は、OCPAの公式ウェブサイトやSNSでも随時更新していますので、ぜひご覧ください。私たちと一緒に、次世代に豊かな海の環境を残していきましょう。 OCPA Facebookページ | OCPA Instagramページ

OCPAについて



OCPA、すなわち沖縄沿海保全同友会は、生物多様性を守るために2021年に設立されたボランティア団体です。絶滅危惧種であるウミガメの保護をきっかけに、ビーチクリーンや環境教育イベントなど様々な活動を展開しています。また、環境省が推進する「30by30」に賛同し、2030年までに30%以上の生態系を保全するための取り組みにも参加しています。

一緒に海を守る活動に参加することで、私たちは未来のために何ができるのかを共に考えていけるでしょう。ぜひ見学や参加をお待ちしています。


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