新介護食品登場
2025-06-20 12:04:31

吉野家が開発した新しい介護食品『やわらか牛丼の具』と『きざみ牛丼の具』

吉野家が新たに開発した介護食品



都心を中心に展開する吉野家が、同社の人気メニューである牛丼を介護用にアレンジした『やわらか牛丼の具』および『きざみ牛丼の具』を、来る2025年6月21日から全国の歯科医院で販売開始します。この新たな取り組みは、長年歯科業界に携わってきた株式会社ヨシダとの共同開発の成果です。

開発の背景



高齢社会が進展する中、健康寿命を延ばすことが求められています。その一環として、食事を通じた健康維持の重要性が増す中で、特に歯科医療の分野ではの問題が多く存在しています。高齢者の皆さんが直面する、咀嚼や嚥下がおろそかになり食べることに苦労する事情を改善するため、ヨシダはその知見を生かして『食のソリューション』を提案し、柔軟な食材の提供に取り組み始めました。吉野家とのコラボレーションは、この活動の第一歩です。

製品の特長



新たに開発された『やわらか牛丼の具』と『きざみ牛丼の具』には、どちらも美味しさ、やわらかさ、簡便性の3つの特長があります。

1. 選べるやわらかさ



  • - やわらか牛丼の具: 噛む力に自信がない方でも、その名の通り「やわらかさ」を追求。歯ぐきでつぶせる程度のやわらかさに仕上げられています。
  • - きざみ牛丼の具: より細かく刻まれ、舌でつぶせるほどのやわらかさを実現。装置の痛みや治療後で食事が困難な方に特に喜ばれることでしょう。

2. 瑞々しい味わい



伝統の味ながら、塩分も低く抑えられています。「やわらか牛丼の具」は1.2g/袋、「きざみ牛丼の具」は0.9g/袋で加工されており、栄養価も高いまま美味しさが維持されています。日本人に広く愛される吉野家の牛丼の味を楽しみつつ、健康にも配慮されています。

3. 簡便性



  • - 常温保存が可能: 未開封の状態では常温で長期間の保存ができ、旅行や入院時でも手軽に持ち運びできます。
  • - 電子レンジで簡単調理: 袋のまま電子レンジで約50秒温めるだけで、すぐに食べられるので、忙しい日常にも最適です。

提供の目的



提供されるこの製品は、単なる「介護食品」としてではなく、治療中の患者様の食事の一つの選択肢としての役割を果たすことを目指しています。特に、抜歯後やインプラント治療後など、食事が困難な状況にある方々への栄養摂取案としての活用が期待されています。また、訪問歯科診療の現場でも、在宅療養中の患者様の食事の選択肢を広げるべく提案されます。

最後に



健康寿命を延ばすには、まず食事から。吉野家の新たなアプローチが、高齢者や小さな子ども、そして歯科治療中の方々に多くの食の楽しみを提供することでしょう。この新しい牛丼の具を通じて、より多くの人々に健康で美味しい食事を楽しんでもらえることを祈っています。今後もさらなる販路拡大に向け、取り組みを進めていく予定です。


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