沖縄に誕生した終活スナック、めめんともりとは?
2024年2月15日、東京・森下にオープンした「終活スナックめめんともり」は、「人生の終わりについてオープンに語り合えるサードプレイス」を目指したユニークなコンセプトバーです。生と死に関するテーマに真剣に向き合う場として、多様なイベントを展開し、人々が安らかに自らの終末を考えるきっかけを提供しています。
このたび、代表取締役の村田ますみ氏がその活動を紹介する新著「ちょっと死について考えてみたら怖くなかった」を発表しました。本書は、沖縄の那覇市に新たにオープンした「めめんともり」の2号店の開業に合わせて発売されました。
本書の内容について
村田氏が初めて執筆したこのライトエッセイは、終活スナックをはじめたきっかけや、それを通じて考える理想の最期についての洞察が詰まっています。到達することが避けては通れない「死」というテーマを、どの世代の人々にも親しみやすく伝えています。具体的には、入棺体験や自らの生と死を見つめ直すためのヒントを語ります。
目次の概要
1.
なぜ終活スナック?
- めめんともり開業のルーツを探る。
2.
あなたの理想の死は?
- それぞれの価値観に基づく死への考察。
3.
棺桶に入って生まれ変わる!?
- 体験から得られる気づき。
4.
自分らしい最期を大切に
- 個々の選択の重要性。
5.
多様な選択ができることで、死の捉え方が変わる
- 明るい死生観を奨励する実践例。
6.
自分らしい最期を迎えるために必要なこと
- 終活のための具体的なアドバイス。
この書籍は、ただ単に死を語るのではなく、それを通じて生きる意味を見つけ出すプロセスを提供しています。読者が自身の終活について考えるきっかけとなるでしょう。
めめんともりの特徴
「終活スナックめめんともり」は、ただ酒を提供する場所ではありません。「カラオケないけどカンオケあります」というキャッチフレーズが示す通り、ユニークな体験が満載です。店内にはデザインされた棺桶が置かれており、訪れる客はじっくりと自身の最期について考える空間が提供されます。理想の死に関するアイデアを記入するコーナーもあり、他の利用者と意見を交わし合うことができます。
村田ますみ氏の経歴
村田ますみ氏は、YOMI International株式会社の代表取締役であり、終活や海洋散骨の分野での活動を通じて多くの人に影響を与えています。2011年には日本海洋散骨協会の理事長にも就任し、終活に関するコミュニティカフェ「Blue Ocean Cafe」をオープンしました。その後も次々と新しい取り組みを展開し、特に若い世代に向けた死生観の啓発に力を入れています。
終活をテーマにしたイベントも充実
「めめんともり」では、終活をテーマにしたさまざまなイベントも開催されており、参加者が自由に意見を出し合うことで、幅広い死生観について考察する場となっています。これらのイベントは、終活を考える人々にとって貴重な情報源であり、またリラックスした雰囲気の中で会話を楽しむ機会となるでしょう。
最後に
終活スナックめめんともりは、人生の最期を考えることに対するハードルを取り除く場所です。村田ますみ氏の著書を通じて、自らの生と死について考える機会を得ることができるでしょう。沖縄に訪れる際には、ぜひ立ち寄ってみてください。あなたの人生を振り返る新たな視点が得られるはずです。