株式会社コンピュータ技研、全社員向けAIメンター導入でキャリアの深みを追求

株式会社コンピュータ技研、全社員にAIメンター導入

株式会社コンピュータ技研（C.T.L）は、2025年10月下旬より全社員を対象に自社開発のAIを用いた「AIメンター＋1on1」を導入します。この取り組みは、少子高齢化や働き方の多様化が進む中で、社員が「何のために働くか」「どう貢献したいか」を自省する機会を増やすことを目的としています。

背景と目的

現代の企業では、社員一人ひとりが自らの働く意味を見出すことが求められています。特に、C.T.Lでは、これまで行われてきた1on1面談が業務報告中心の内容になってしまっており、キャリアについて深く考えられる機会が不足しているという課題が浮上していました。そのため、AIメンターを導入することで、社員の内省を促進し、より質の高い対話を実現しようとしています。

このAIメンターは「Xroid」というプラットフォームを用いて、日常の業務の中で社員が自分の考えや悩み、キャリアへの想いを整理できる機会を提供します。AIメンターとの対話を通じて社員は自己理解を深めることができ、1on1面談での質的向上が期待されています。

実施内容とスケジュール

AIメンター導入は2025年10月下旬から開始され、全社員が対象となります。具体的な実施手順は以下の通りです：
1. 社員はまずAIメンターとの対話を行います。
2. 対話で得た要約や記録をマネージャーに共有します。
3. その記録を基に、マネージャーとの1on1面談を実施し、より深い対話に進みます。

この取り組みは特に「悩みがない」と感じている社員においても、立ち止まって自らのキャリアを考える機会となることを目指しています。初期運用期間は約半年から1年を目安にし、その後の効果をモニタリングしながら改善を進めます。

期待される効果

この新たな取り組みによって、以下のような効果が期待されます：

- 内省の深化：AIメンターからの問いかけにより、社員は自己を見つめ直し、自分の価値を再認識できます。
- 1on1の質的向上：報告型から考える対話へのシフトが期待され、社員が率先してテーマを設定したり発言する機会が増加します。
- キャリアオーナーシップの醸成：企業のオーナーシップ制度と連動することで、自己の貢献を意識し、より主体的なキャリア形成が促進されます。
- エンゲージメントの向上：社員が自らの働く意味を再定義し、仕事への納得感が高まります。
- WLV（Work × Life Value）の向上：仕事とプライベートのバランスを尊重し、相互に価値を高める関係を築くことができます。

今後のビジョン

C.T.Lでは「世界に「0」をONする会社」という理念を基に、社員が自ら考え、自律的に働ける組織作りを進めています。AIメンターの導入を通じて、社員のキャリアを主体的に形成するための一助となることを期待しています。このプロジェクトは、未知の価値を創造する鍵となるでしょう。今後の社員の成長と企業の発展に期待が寄せられています。