受賞の快挙
2025-06-16 17:39:20

沖縄美ら島財団の元職員が北村賞と公園緑地功労賞を受賞

沖縄の美しさと自然を守るための努力が形となり、沖縄美ら島財団の元職員2名が権威ある賞を受賞しました。受賞したのは元理事長の花城良廣氏と元事務局長の西銘宜孝氏で、それぞれ「北村賞」と「公園緑地功労賞」に選ばれました。

花城良廣氏と北村賞


花城良廣氏は現在、沖縄美ら島財団の研究顧問として活躍しており、その功績が評価されてこの度の受賞となりました。彼は国営沖縄記念公園の管理運営に長年携わり、熱帯・亜熱帯性植物の収集、育成、繁殖、管理に関する調査研究を行いました。その中で、熱帯・亜熱帯地域の都市緑化を推進するための「熱帯・亜熱帯都市緑化植物図鑑」を作成し、沖縄の植栽基盤について体系的な技術をまとめた「沖縄の植栽土壌」を刊行しました。これにより、高品質な都市緑化に貢献したのです。

西銘宜孝氏と公園緑地功労賞


一方、西銘宜孝氏は沖縄熱帯植物管理株式会社の代表取締役であり、その豊富な経験と業績が評価されて公園緑地功労賞を受賞しました。彼は沖縄特有の環境に適した植栽技術の開発に向け、多大な貢献をしてきました。また、モザイカルチャーの導入にも尽力し、地域貢献活動の一環としてカンヒザクラの腐食診断や、2000年の九州・沖縄サミットでの植栽にも力を注いでいます。台風被害の解明や海浜地緑化技術開発、植栽基盤のマニュアル化など、多岐にわたる活動を通じて、都市緑化の発展に寄与しています。

北村賞と公園緑地功労賞について


この2つの賞は、公園緑地行政の先駆者である故・北村徳太郎氏を記念して設立されたもので、全国的な視点から功績を評価するものです。北村賞は、公園緑地等の行政または調査、研究、計画、設計、管理において著しい業績をあげた方に授与され、公園緑地功労賞は、都市緑化事業における実務で長年活躍し、他の模範となる方々を表彰します。

受賞の意義


花城氏と西銘氏の受賞は、沖縄における自然環境保護や都市緑化の重要性を再認識させてくれるものです。彼らの業績は、ただの個人の栄誉ではなく、地域の環境保全や美化に寄与するものであり、沖縄の自然遺産を次世代に引き継いでいくための大切な役割を果たしています。地域社会全体が彼らの功績に敬意を表し、今後も美しい沖縄の自然を守り続けていくことの重要性を改めて感じさせられました。これからも地域のリーダーたちの活動に、感謝し、期待を寄せていきたいと思います。


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