女子初優勝！フレスコボールブラジル選手権の熱戦報告

フレスコボールブラジル選手権での歴史的瞬間

2023年6月7日から8日にかけて開催された『フレスコボールブラジル選手権〈CIRCUITO CARIOCA DE FRESCOBOL 2°〉』において、風味千賀子選手と宮山有紀選手のペアが女子部門で見事優勝を果たしました。この快挙は、日本のフレスコボール界において初めてのことであり、多くの人々に感動を与えています。

フレスコボールは1945年にブラジルのリオデジャネイロで誕生したビーチスポーツで、競技者同士が協力し合いながらラリーを続けることが求められます。日本には2013年から本格的に普及が始まり、現在は全国で27のJFBA公認地域クラブが設立されています。選手たちがこのスポーツを広めるために日々努力を続けている姿には、心を打たれます。

初の女子優勝を果たした風味千賀子＆宮山有紀ペア

風味選手と宮山選手は、これまで何度もブラジルの大会に挑戦してきた強豪ペアです。今回の選手権では、初日の予選で22,666点という好成績を残してトップ通過。その後、決勝でも22,161点を記録し、見事なプレイで観客を魅了しました。この優勝は、彼女たちの努力とコミットメントの賜物であり、周囲のサポートが大きな力となったと語っています。

他の日本代表選手たちの活躍

女王の称号を獲得した風味・宮山ペアの他にも、日本のフレスコボール界からは多くの選手が素晴らしい戦績を残しました。準優勝は中学1年生の岡本千聖選手と落合真彩選手のペアが獲得し、彼女たちもまた話題の中心となりました。男子部門では赤塚康太選手と五十嵐恭雄選手が入賞には至らなかったものの、今後の活躍に期待が寄せられています。

選手たちのコメント

風味選手は「宮山との4度目の挑戦でついに結果を出せて嬉しい。このスポーツを続けてこられたのは、様々な方々の支えがあったからこそ。」と感謝の気持ちを表明しました。一方、宮山選手も「7年目のペアとして、全力で戦えたことが嬉しい。国を超えた選手たちとの絆を感じて、大変感謝しています。」と述べ、フレスコボールの持つ魅力を再確認しています。