モノレール配送開始
2025-12-05 11:52:44

モノレールを利用した新たな商品配送システムがスタート

モノレールを活用した新しい配送モデルが始まります



2023年12月5日、株式会社セブン‐イレブン・ジャパンと京王運輸株式会社は、日本初となるモノレールを活用した商品配送サービスを開始します。この新しい取り組みは、多摩都市モノレールの駅構内にあるセブン‐イレブン店舗への商品配送において、ネットワークを通じた効率化を目指しています。

物流業界の新たな挑戦


昨今、物流業界では「2024年問題」とも言われる深刻な課題があり、効率的かつ持続可能な配送体制の構築が求められています。このような社会的ニーズに応えるため、セブン‐イレブン、京王運輸、多摩モノレールの3社は新たな配送モデルを共に実現することにしました。

実施概要


この取り組みでは、京王運輸の配送員が高幡不動駅で商品を積み込み、その後、沿線の駅構内にある5つのセブン‐イレブン店舗へと納品を行います。具体的には、多摩センター駅、立川南駅、立川北駅、玉川上水駅、そして上北台駅の5駅が対象となります。

対象商品は、おにぎりやお弁当、サンドイッチなどの人気チルド商品やフローズン温度帯の商品です。これにより、顧客への安定した商品供給が可能になります。

環境への配慮


この新たな配送システムの大きな利点の一つは、CO₂排出量の削減です。モノレールによる配送は、従来のトラック配送に比べ、環境負荷を軽減する効果が期待されています。また、配送トラックの数を大幅に削減できるため、交通渋滞の緩和にも寄与します。

さらに、配送ドライバーの労働時間の改善にもつながります。効率的な配送コースを策定することで、納品業務にかかる時間を短縮し、ドライバーの労働条件を向上させることができるでしょう。

各社の役割


このプロジェクトにおいて、各社は役割分担を明確にし、より円滑なシステム運営を目指します。セブン‐イレブンは、配送の企画や検討を行う一方で、京王運輸は実際の配送業務を担当します。また、多摩モノレールは物流用の車両活用に協力し、円滑な商品納品をサポートします。

今後の展望


今後、3社はこの新しい配送モデルを通じて、持続可能な物流配送の実現に向けた様々な取り組みを続けていく考えです。社会課題の解決に向けたこの先進的な取り組みは、他の企業や地域にも広がりを見せるかもしれません。日本初のモノレール配送が、これからの物流業界に新たな風を吹き込むことを期待しましょう。


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