涙目シールが受賞
2025-12-04 12:23:23

ファミリーマートの食品ロス削減に向けた「涙目シール」が話題!

ファミリーマートの新たな挑戦「涙目シール」



株式会社ファミリーマート(本社:東京都港区)は、環境省主催の「第13回 グッドライフアワード」において、特別賞のサステナブルデザイン賞を受賞したことを発表しました。この受賞は、同社の食の安全と環境への配慮を体現する取り組み「涙目シール」が評価された結果と言えます。

「グッドライフアワード」とは


このアワードは、環境に優しい社会の実現を推進するために、日本各地から集められた持続可能なライフスタイルを実践する活動に対して与えられます。社会をより良くするSDGsの推進を目的としたこの賞で、ファミリーマートの取り組みは特に注目されています。

共感を生む「涙目シール」


「涙目シール」の独自性は、単なる値下げを知らせるシールではなく、消費者の心に響くメッセージを添えている点にあります。値下げ商品に「たすけてください」といったメッセージや「涙目」のキャラクターを使用し、購入者に共感を求めることによって、食品ロス削減を実現するユニークな取り組みです。

2024年10月に行われた実証実験では、従来のシールよりも購入率が向上したことから、全国的な展開へと繋がる準備が整いました。同社はこの施策により、年間約3,000トンの食品ロス削減が期待されています。

受賞歴も多数!


ファミリーマートは「涙目シール」を通じて、65th ACC TOKYO CREATIVITY AWARDSでPR部門のゴールドやデザイン部門のシルバーなど、数々の賞を受賞しました。また、PRアワード2025でもシルバーを獲得し、コミュニケーション戦略としても注目される存在となっています。

食品ロス削減への道のり


「涙目シール」の成功は、顧客との新しいコミュニケーションの形を模索する中で生まれました。「値下商品の購入は恥ずかしかった」と感じる消費者の声に応える形で、心理的ハードルを下げることができたのです。このシールの導入により、実際の店舗で廃棄量を約5%削減する成果も上げています。

社会全体への波及効果


さらに、2025年10月には「涙目シール」のイラストをフリー素材化する計画も進行中です。これにより、さまざまな販売店がこの取り組みを活用し、食品ロス削減活動を広げていくことが目指されています。この新たな展開には、パンや肉、魚、ケーキなどのイラストが追加され、ファミリーマート公式ウェブサイトでの公開が予定されています。

環境ビジョン「ファミマecoビジョン2050」


ファミリーマートは、2030年に食品ロスを50%、2050年に80%削減することを目標とした「ファミマecoビジョン2050」を策定しており、これに基づく様々な施策を展開しています。商品パッケージ改良や新しい価格表示法、さらには期限間近の中食商品に特別なシールを冷蔵庫と連動させることなど、全方位的なアプローチで食品ロス削減を図っています。

未来を見据えて


ファミリーマートは地域に密着した運営を続けながら、新しい手法に挑戦していくことで、持続可能な社会の実現を目指しています。「あなたと、コンビに、ファミリーマート」の理念の下、便利なだけではなく、社会貢献も意識した店舗作りを進めています。今後も企業として、地域社会と共に成長し続けることを期待したいです。


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