若者のキャリア形成を支える新たな取り組み
世界に「0」をONする会社と佐賀大学経済学部羽石ゼミが共に手を組み、2024年度から始まった通年型インターンシッププログラムが、2026年度にも継続して行われることとなりました。このプログラムは、若者のキャリア形成を促進するための画期的な取り組みです。
プログラムの背景と目的
近年、就職活動が早期化し、インターンシップが採用に直結する状況が見られます。その反面、学生たちは企業を訪れる際に選考を意識するあまり、本来自分の価値観やキャリアについて考える機会が少なくなってしまっています。このような東京の状況を打破すべく、羽石ゼミと世界に0をONする会社は共同研究を行い、若者のキャリアを育むことをテーマにしたプログラムを開発しました。
本プログラムでは、参加する学生20名が「イベント企画」「ユーザー獲得」「マーケティング」の3つのチームに分かれ、実際に地域企業と協力しながら「atteyaa」の認知拡大に努めます。ここでの目標は、社会人基礎力と呼ばれる主体性や課題解決力、コミュニケーション能力といったスキルを身につけることです。
「atteyaa」とは?
「atteyaa」は、若者のキャリアを支援することを目的としたプラットフォームです。学生と企業が真摯に向き合うことで、採用マッチングの問題を解決することを目指しています。企業が学生向けにイベントを企画し、学生が活動に参加することで、就職活動外での交流の機会が生まれます。
これまでは主に佐賀県での活動が中心でしたが、2025年夏からは関西地区にも進出し、さらなる広がりを見せる予定です。
学生たちの声
参加する学生の一人、原口さんは「昨年に引き続き2年目の参加ですが、主体性が求められる活動を通し、実社会の問題に向き合う経験ができている」と語ります。失敗を経験することで、自分自身のキャリア観を揺さぶり、明確にしていることを実感しているようです。このように、参加学生たちが互いに学び合い、成長する姿は、プログラムの成功を物語っています。
目指す未来
少子化が進む中で、企業は若手社会人を早期に戦力化する必要があります。ただし、そのためには実社会での体験を通じて、学生が自己理解とキャリア観を深めることが不可欠です。本プログラムは、学生にとって貴重な社会経験を提供すると同時に、地域企業にとっても若者の声を活かしたサービス改善の機会となります。
羽石教授は、「学生がリアルなビジネスの課題に取り組むことで、失敗からの学びを重視したプログラムは非常に期待される」と話しています。今後も、地域企業、学生、大学が共に成長できる環境を作り出し、個性を尊重する社会の実現に向けた取り組みを続けていきます。
この新たな取り組みがもたらす未来に期待が高まります。