新たなスモールラグジュアリーホテルが那覇に登場
2027年春、沖縄県那覇市に新たにスモールラグジュアリーホテルが開業します。このプロジェクトは、株式会社座波商会が手がけ、プロデュースは株式会社水星が担当します。那覇市の中心に位置するこのホテルは、地域の文化と歴史を再編集することを目指しており、新しい都市観光スタイルを提案します。
那覇の歴史深い立地
新しいホテルが建設される場所は、那覇市のゆいレール旭橋駅から徒歩5分の東町エリアです。この地域は、かつて琉球王国の中心地であり、文化の交差点として知られていました。中国から派遣された冊封使のための宿舎があった場所に建てられるため、集まる観光客に地域の歴史を肌で感じてもらえることでしょう。
設計とプロデュースのこだわり
このホテルの建築設計は、川嶋洋平建築設計事務所が担当しています。川嶋氏は、日本国内で数々のホテルや複合施設、集合住宅の設計を手掛けてきた実力派の建築家です。彼の手によって、那覇の独特な文化と空気感を感じることができる、余裕のあるスペースが創出される予定です。
一方、プロデュースを行う株式会社水星は、ブティックホテルの「HOTEL SHE」や「香林居」なども展開しており、土地の文化や空気感を大切にしたホテル作りが特徴です。このプロジェクトにおいても、那覇の歴史を厚みとして活かし、宿泊者に新たな体験を提供することを重視しています。
ホテルの施設内容
新しいホテルの基本情報は以下の通りです。
- - 所在地: 沖縄県那覇市東町25番4、25番5
- - アクセス: 那覇空港から車で約10分
- - 開業予定: 2027年春
- - 客室数: 19室(4タイプ)
- - 付帯施設: レストラン、ショップ
- - 敷地面積: 657.17㎡
- - 建築面積: 232.80㎡
- - 延床面積: 1813.14㎡
- - 規模: 地上9階
- - 構造: RC造
地域に根ざす新たな挑戦
この新しいホテル開業にあたり、座波商会の代表、住吉基伸は「那覇市内の賑わいを再び活気づけるために、私たちの新しい挑戦としてホテル事業に取り組むことが重要」と語っています。また、観光業が県外資本の影響を受ける中で、地域に根差したホテルの運営を目指し、未来の沖縄観光に寄与したいとしています。
開業を楽しみにして
関係者によると、このホテルでは那覇の持つ歴史を伝えるだけでなく、これからの観光を支える新しいスタイルを提供することを狙っています。古き良き文化と現代が交差する場として、多くの人々に愛されるホテルになることでしょう。
沖縄の観光業界の動向を見守りながら、開業までのプロセスを楽しみにしたいと思います。詳細なスケジュールや進捗については、座波商会の公式ホームページや関連して公開される情報をフォローしておくと良いでしょう。