ウミガメの孵化が10年ぶりに確認されたホテル日航アリビラ
沖縄県読谷村に位置するホテル日航アリビラが、約10年ぶりにウミガメの孵化を確認しました。この出来事は、沖縄の美しい自然と、ホテルの環境保護に対する取り組みが実を結んだ瞬間です。今年の夏、ニライビーチで発見された119個の卵のうち、83匹の赤ちゃんガメが無事に孵化。これらの赤ちゃんガメは2025年9月1日に元気に海へ旅立って行きました。この期間、ホテルのスタッフたちは心をこめて卵の成長を見守り、観察を続けてきました。
自然環境保護への取り組み
ホテル日航アリビラでは、ウミガメの孵化を通じた自然環境保護への関心が高まっています。今回の孵化は、多くの宿泊者にとって貴重な体験であり、ウミガメが戻ってくることを願い、笑顔があふれる一日となりました。孵化のイベントは、一般社団法人 沖縄沿海保全同友会(OCPA)の協力を得て開催され、参加者は専門スタッフから産卵と孵化についてのレクチャーを受ける機会もありました。
さらに、イベントでは参加者が卵の殻のカウントにも参加し、赤ちゃんガメたちの成長を見守りました。これにより、宿泊者はただの観光を超え、自然とのつながりを感じることができたのです。
ウミガメのマスコット「アリビー」
孵化後の特別なイベントでは、ウミガメのマスコットキャラクター「アリビー」が登場し、参加者にオリジナル絵葉書をプレゼントしました。また、赤ちゃんガメに名前をつける企画も実施。「ぬーちゃん」や「ニラビー」など、さまざまな愛情あふれる名前が寄せられ、特に「ぬーちゃん」は沖縄の言葉で“命”を意味することから、深い意義を持ちます。
このように、ホテル日航アリビラでは自然との共生を目指し、海洋生物保護に取り組んでいます。今後も美しい自然環境を保ちながら、宿泊者にとって思い出に残る体験を提供し続けていくことでしょう。
ホテルの魅力
ホテル日航アリビラは、スパニッシュコロニアル調の建物が特徴のリゾートホテルで、目の前には透明度が高い「アリビラブルー」の海が広がります。厳選した食材を使用した料理や充実したマリンメニュー、リラクゼーション施設など、極上のひとときを提案しています。
沖縄の自然を感じながら、心身のリフレッシュができるこのホテルは、多くの旅行者に愛されています。ウミガメの孵化を知識だけでなく、実際に体験できるこの場所は、沖縄旅行の中でも特に価値のあるスポットです。ぜひ、次回の旅行の際には訪れてみてください。
所在地:沖縄県中頭郡読谷村字儀間600
TEL:098-982-9111
アクセス:那覇空港より車で約70分、リムジンバスで約90分。