多言語オンライン診療『Mimipo for Travel』と提携したApartment Japanが提供する新サービス

Apartment Japanがオンライン診療サービスと業務提携

DID-GLOBAL株式会社が運営する外国人向け賃貸プラットフォーム「Apartment Japan」は、株式会社プロセントが提供する多言語オンライン診療サービス「Mimipo for Travel」との戦略的提携を発表しました。この提携により、外国人居住者が日本で安心して生活できるようにサポートする新たなサービスが展開されます。

背景：外国人が直面する医療の課題

日本に在住する外国人は、病気や体調不良の場合、どの医療機関に行くか悩むことが多いです。特に、日本語が苦手な方にとって、医療機関での言葉の壁は大きなストレスとなります。また、各自治体が整備している外国語対応可能な医療機関リストは限られており、実際の施設は自宅から遠いことも少なくありません。さらに、英語しか話せない医療機関の対応では、症状や指示を正確に理解するのも難しいのです。日本の健康保険に未加入の短期滞在者や学生にとっては、治療費が不明瞭であることも不安材料となります。

Mimipo for Travelの特徴

「Mimipo for Travel」は、そんな外国人の医療に関する悩みを解決するために設計されたサービスです。以下のような特徴を持っています。

- オンライン診疗と薬の処方：日本で医師免許を持つ医師が、24時間365日、15～30分の診察を通じて正確な診断と処方を行います。
- 多言語医療通訳サポート：256の言語に対応し、医療用語を正確に翻訳します。文化的背景を考慮したコミュニケーションにより、症状の説明と処方理解を確実にサポートします。
- 自宅での診察完結：外出不要で待ち時間もなく、医師が適切な診療科を判断して診察と処方をオンラインで行います。
- 処方箋のサポート：処方箋は最寄りの薬局に自動送信され、薬の説明も母国語で行われます。必要に応じて救急車の手配も可能です。

提携による期待される効果

これまで、プロセントは主に旅行者向けの医療サービスを提供してきましたが、今回の業務提携により、Apartment Japanの賃貸契約者にもサービスを拡大します。入居者にはMimipoのオンライン診療へのアクセスが提供され、事前に物件情報を共有することで、医療サービスの利用時に迅速かつスムーズな対応が可能になります。これにより、外国人居住者に「医療の安心」を提供しつつ、物件の魅力を高めることが期待されています。

将来の展望

DID-GLOBALは、単なる賃貸情報のポータルにとどまらず、住居やワークスペース、フィットネス、医療まで、生活全般に関わる多様な情報とサービスをトータルで提供する「真のプラットフォーム」を目指しています。今回の提携を契機に、外国人が安心して地域社会に溶け込めるような環境を整えていくことで、さらなるサービスの充実を図ります。

Apartment Japanについて

「Apartment Japan」は、日本に住みたい外国人のために、1ヶ月以上の中長期契約を前提とした賃貸物件を提供しています。家具付きマンション、シェアハウス、サービスアパートメント、ラグジュアリー物件など、さまざまな選択肢から選ぶことが可能で、オンラインでの物件検索から契約、支払いまで一貫してサポートします。今後も、「医」「職」「住」を結びつけた新たなサービスを展開し、外国人居住者が快適に日本での生活を送れるよう努めていきます。