給与デジタル払いの新時代:大創産業と電通総研の革新
近年、企業における給与受け取りの方法が多様化しています。特にデジタル技術の進展により、従業員が給与を受け取る手段として、銀行口座以外にもさまざまな選択肢が登場しています。その中で注目される取り組みが、株式会社電通総研と株式会社大創産業の連携による「POSITIVE」の給与デジタル払い機能の拡充です。
背景:なぜ今、給与デジタル払いが必要なのか?
大創産業は、全国に広がる店舗網を持ち、10年以上にわたり電通総研の統合HCMソリューションである「POSITIVE」を導入してきました。これまでの人事・給与業務の基盤を基に、従業員の多様なライフスタイルに対応するために、電通総研は給与デジタル払い機能の拡張を決定したのです。
厚生労働省が推奨する給与デジタル払いの制度化に対応することが目的で、高い拡張性を持つ「POSITIVE」の機能を活かし、これにより従業員は、銀行口座に加え、「楽天ペイ」や「PayPay」といった新たな選択肢から給与を受け取ることができるようになります。2026年5月には、この新たなシステムが実現する見込みです。
機能の詳細:柔軟な給与受取の実現
「POSITIVE」の給与デジタル払いに関する機能は、まず、従業員の同意を得て必要情報を取得し、給与計算を行うという流れを経て、指定された決済サービスに振込処理を実施します。実際には、2025年2月からはPayPay株式会社の「PayPay給与受取」、続いて2025年3月には楽天Edy株式会社の「楽天ペイ給与受取」にも対応を開始すると発表されています。これにより、従業員は自分に合った受取方法を選択し、自身のライフスタイルに応じたより柔軟な受取環境を享受できるようになるのです。
大創産業のコメント:今後の展望
大創産業の代表者である矢野靖二氏は、「当社では10年にわたり『POSITIVE』を利用して、全国の店舗を支える人事・給与業務の基盤を強化してきました。今回の機能拡張によって、銀行口座以外での給与受取ニーズに対応し、従業員一人ひとりのライフスタイルに合った柔軟な環境を整備します。また、エンゲージメントの向上を目指していきます。」と語っています。
電通総研の今後の取り組み
電通総研は、テクノロジーを駆使して社会や企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進し続けています。今後も「POSITIVE」の機能を拡充し、企業の成長をサポートするための価値提供を続けていくことを目指します。
このように、給与デジタル払いの選択肢を拡大することで、従業員の多様なニーズに応え、新たな給与受取のスタンダードを形成していくこの取り組みは、今後のビジネスシーンにおいても重要なトレンドとなるでしょう。