イタリアで評価された八重泉酒造の泡盛
沖縄県石垣市に本社を構える八重泉酒造が、イタリアで開催された「ミラノ酒チャレンジ2025」にて見事に3つの銘柄を受賞しました。この国際的な日本酒品評会は、イタリア料理と日本酒の魅力を世界に発信することを目指しており、八重泉酒造の多様な魅力が認められたことは、沖縄の伝統的な酒造りにおける大きな意義を持っています。
受賞した銘柄とその特徴
古酒八重泉(ダブルゴールド賞)
この泡盛は、石垣島で伝統的な直火式蒸留と黒麹仕込みによって造られた原酒が3年間寝かされたものです。特徴的な香りとまろやかな余韻が印象的で、評価されたテイスティングノートには、「バニラ」「キャラメル」「トーストした米」などが挙げられ、味わいのバランスとしっかりしたボディが称賛されました。
- - 度数: 44度
- - 内容量: 300ml / 720ml / 1,800ml
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八重泉GOLD(ゴールド賞、グッドデザイン賞)
八重泉の酒造りを象徴する直火蒸留の原酒を樫樽で熟成したこの泡盛は、クリーンな樽香と穏やかな泡盛香が特徴です。「バニラ」「焦がした米」「木」といった香りの異なるノートが存在する一方で、甘さと酸味のバランスも評価され、香りと味わいの豊かさが際立っています。
デザイン面では、「ボトルの形状」が特に印象に残ると評判になり、職人技と日本製としての価値を伝える存在として認められました。
尚YAESEN(シルバー賞)
この泡盛は、沖縄県内の酒造が共通の製法で造ったもので、香りと味わいの違いを楽しむことができます。八重泉酒造が新たに開発した3回蒸留の手法が、より際立った香りを生み出しています。「トーストした米」「加熱した梨」「バニラ」といった多彩な香りが評価され、複雑でありながらも優美な味わいに仕立てられています。
ミラノ酒チャレンジとは
「ミラノ酒チャレンジ」は、2019年に始まり、イタリア・ミラノで開催される国際的な日本酒の品評会です。このイベントは毎年、日本酒とイタリア料理のペアリングの可能性を探求し、日本酒の多様な文化を世界中に広めることを目的としています。審査はイタリアのソムリエや業界専門家によって行われ、品質評価、フードペアリング、デザインという多角的な観点から評価されるのが特徴です。
まとめ
八重泉酒造がミラノ酒チャレンジ2025での受賞を果たしたことは、沖縄の酒文化の良さを国際的に広める素晴らしい機会です。美しいデザインと共に、豊かな味わいが詰まった泡盛をぜひ体験してみてください。