地域との共生を目指すアート展「ファミマギャラリー」
2025年8月1日から31日まで、宮城県内のファミリーマート5店舗で「ファミマギャラリー」が開催されます。このアート展では、障がいのあるアーティストが描いた作品が展示され、地域の人々とともに心温まる交流が生まれることを目的としています。
展示される作品の内容
今展では、特に秀逸な作品が披露されます。例えば、塗敦子さんの「ねこ」は、しなやかなタッチで描かれ、見る者の心を和ませます。「背景はダイナミックに力強く、布団の上のねこはやわらかくもっちりしたタッチで描いてみました」と、作者自身もその魅力を語っています。また、蒲生田恒太朗さんの「トリケラトプス」は、その力強い姿勢と凶暴さをイメージさせる作品で、特に注目を集めています。「かっこいい顔、凶暴な手と足、するどい角、噴火している火山がポイント」とのコメントが添えられています。
共生社会の実現へ向けた取り組み
このプロジェクトは、ファミリーマートと社会福祉法人仙台市手をつなぐ育成会家族会、宮城県立名取支援学校との協力のもと、多くの方に障がいを持つアーティストへの理解を深めてもらう機会としています。昨年の開催が好評を博したことから、今年も開催が決定しました。助け合い、支え合う地域社会が未来への希望を形作ることを願っています。
仙台市手をつなぐ育成会の会長、町田有希子様は、「展示を通じて多くの方々に作品を見てもらうことで、子どもたちの感性や想いを知っていただく機会となれば非常にうれしいです」と、その期待感を述べています。
名取支援学校の校長、大山直樹様も「今回展示する作品は、児童たちの日々の学習活動の中で制作されたものです。多くの方に見ていただき、名取支援学校の取り組みを知っていただければ幸い」との感謝の言葉を寄せています。
ファミマギャラリーのコンセプト
「ファミマギャラリー」は、障がいのある方々がアートを通じて社会参加し、自分自身を発信する場所です。これまで全国各地で実施され、多くの人々がその意義を理解し、地域との交流が深まっています。今回で11回目の開催となるこの取り組みは、SDGsの「誰一人取り残さない」という理念のもと、ダイバーシティ&インクルージョンの推進を目指しています。
展示店舗と概要
展示は以下のファミリーマートの店舗で実施されます。
- - ファミリーマートプラスCOOP鶴ケ谷店(仙台市宮城野区)
- - ファミリーマート宮城野通駅前(仙台市宮城野区)
- - ファミリーマート仙台クリスロード(仙台市青葉区)
- - ファミリーマート名取高舘吉田(名取市)
- - ファミリーマート南仙台駅西口(仙台市太白区)
ファミリーマートは「あなたと、コンビに、ファミリーマート」のもと、地域に密着し、誰もが心豊かに成長できる社会の実現に向けてこれからも活動を続けていきます。お近くの店舗に立ち寄って、心温まるアートを体験してみてください。