キングスU18とU15の新たな挑戦
沖縄のバスケットボールチーム、キングスのユース部門であるU18とU15が、夏のシーズンに向けて新たなスタートを切りました。U18は浜口炎ヘッドコーチの下、新体制で地域リーグに臨んでおり、U15は沖縄県のバスケットボール大会で見事に優勝を果たしました。この二つのチームがいかに成長しているのか、その背後にあるストーリーをご紹介します。
U18の新たなスタート
キングスU18は、今月2日から3日にかけて沖縄サントリーアリーナで開催される「インフロニア B.LEAGUE U18 REGIONAL LEAGUE 2025」に向けて着々と準備を進めています。新しいヘッドコーチの浜口炎氏が、選手たちに明確なビジョンと意義を伝えることで、チームにまとまりをもたらしています。これまで全勝を維持してきたキングスU18は、このリーグ戦が初の公式戦となる浜口ヘッドコーチにとって、新たな挑戦でもあります。
「3年生の一学期が終わる時期にヘッドコーチが変わることに対して、親御さんたちも不安に感じているだろう」と語る浜口コーチ。しかし、彼は前任の与那嶺翼ヘッドコーチが築いてきた土台を大切にしつつ、ファンダメンタルを強化することを重視しています。練習ではオフェンスにおけるスペースの考え方やオフボールの動きに特に重点を置き、選手たちの技術向上を図っています。
チームのキャプテンである長嶺充来選手は「練習を通して感じるスペースの広さが、試合でも生かされると確信しています」と話し、U18チームの今後の成長に向けた期待を抱いています。また、若干1年生で主力に位置する宮里俊佑選手も「エースとしてチームをリードする役割に対して、自分自身の成長を感じています」と意気込みを語ります。
U15の優勝と今後の展望
一方、キングスU15は「沖縄県U15ユース・クラブバスケットボールGAME 2025」での優勝を果たし、「Jr.ウインターカップ第6回全国U15バスケットボール選手権沖縄県予選会」への出場権を獲得しました。これにより、さらなる注目を集めることとなりました。
少数精鋭での挑戦ながら、ヘッドコーチ末広朋也は、選手たちの強い絆や、全員が意識したプレイを高く評価しています。金城大智選手は「我慢強く戦ったことが自信に繋がった」と、仲間を支え合う重要性を語ります。また、チームは「超高速バスケ」を目指しており、選手全員が持つ能力を最大限に引き出すことで、全国大会に挑む準備を進めています。
「この夏、個々のスキルを向上させることで、全国大会では圧倒的な実力を見せたい」と金城選手は力強く語り、チームの目標に向かって全員が一致団結していることを実感しています。
期待される試合と応援の呼びかけ
U18の試合は、8月2日から3日にかけての沖縄サントリーアリーナでの3試合が控えています。このリーグ戦で上位2チームに入ると、より高いレベルの「インフロニア B.LEAGUE U18 ELITE LEAGUE 2025」への出場権を得ることができます。これまでの結果を基に新たなスタートを切る彼らの勇姿を、ぜひ会場で目撃し、その熱気を感じてください。選手たちへの熱い声援が、彼らの力となります。
キングスU18とU15が迎える新しい挑戦。彼らの成長と活躍を応援し、共に熱い夏を過ごしましょう!