安全な企業運営を目指す新たな取り組み
FRT株式会社(沖縄県浦添市)は、同社の提供するASM(攻撃対象領域管理)サービス「Orion Risk Radar.」をもとに、ユーザー企業向けにセキュリティアドバイザリーサービスを始めることを発表しました。このサービスは、株式会社ユービーセキュアとの協業によって実現し、企業が抱えるITセキュリティのリスクを見える化し、効果的な対策を提案するものです。
企業が抱えるセキュリティ課題
近年、クラウドの普及や業務の多様化が進み、企業のIT資産は増え続けています。そのため、多くの企業が自社の公開情報を正確に把握することが難しくなりつつあります。「Orion Risk Radar.」は、企業の外部公開資産とそれに伴うリスクの可視化を実現しますが、可視化した後のリスクの優先順位づけや対処法を見出すことが多くの企業にとって課題となっています。
FRTとユービーセキュアは、この課題に対して、専門的なコンサルティングサービスを配し、ユーザー企業が取るべきアクションの明確化を図ります。
サービス内容と特徴
リスク評価
システムの構成やその利用目的を考慮し、実際のリスクが存在するかどうかを判定します。企業はこの評価を基に、どのリスクに優先的に対応すべきかを導き出すことができます。
優先順位付け
見つかったリスクに対し、優先的に対応すべきものを明示します。このサービスは、多忙な企業にとって特に有用です。
妥当性検証
指摘事項の信頼性や実効性を専門家がレビューし、安心感を提供します。
対応方針の提示
企業の運用状況や制約条件に基づいた現実的なアクションプランを提案します。
レポート作成
総評や見解を含む詳細な分析レポートを作成し、オプションでWebミーティングも提供します。
このサービスは、ニーズに応じた「ライトプラン」や「スタンダードプラン」の選択が可能で、企業の運用実態に合った支援を行います。
導入によるメリット
このアドバイザリーサービスを利用することで、企業は緊急度の高い指摘事項を迅速に仕分けることができ、限られたリソースの中でも効果的な対応が可能になります。また、現場で使える実践的なアドバイスを段階的に提示し、設定変更や対処法を明示することで、企業内の運用に溶け込みやすいコミュニケーションを実現します。
今後の展望
FRTとユービーセキュアは、ASMの利用を進め、運用フェーズにおける課題解決を目指しさらなるアドバイザリーサービスの拡充を目指します。企業のリスクを見える化するだけでなく、その運用価値を迅速かつ確実にクライアントに届ける仕組みの構築に取り組んでいます。
詳細なサービス内容やお問い合わせは、FRT株式会社の公式ウェブサイトをご覧ください。特にセキュリティの専門家によるアプローチで、安心してビジネスを進めるための一歩を踏み出しましょう。