沖縄の新たなお土産「ヒラミーレモンケーキ」
沖縄のフルーツタルト専門店「オハコルテ」がこのたび、沖縄県産シークヮーサー(通称ヒラミレモン)を使用した「ヒラミーレモンケーキ」を発表しました。この新しい焼き菓子は、爽やかな酸味とふんわりとした食感が特徴です。
沖縄の伝統とも相まって
沖縄では、古くから清明祭や旧盆などの行事でお供え菓子としてレモン型のケーキが用いられてきました。その形は、先祖供養の場に寄り添う「甘い記憶」として親しまれています。ヒラミーレモンケーキは、まさにその精神を受け継ぎながら、オハコルテの独自の感性を重ね合わせて、伝統と現代の美味しさを融合させたものです。ひと口食べるごとに、シークヮーサーの香りと酸味が広がり、まるで沖縄の光を感じるような味わいとなっています。
ヒラミーレモンケーキの誕生
このケーキの開発のきっかけは、13年前にさかのぼります。健康食品として注目を集めていたシークヮーサー果汁の製造過程で出る残渣を活かせないかとの相談から、オハコルテの挑戦が始まりました。幼少期の沖縄のお盆や清明祭で見かけた懐かしいレモンケーキの風景を思い起こし、「沖縄にしかない果実で、県民の記憶に寄り添うお菓子を作りたい」という想いからヒラミーレモンケーキが誕生したのです。
名称に込めた願い
ヒラミーレモンという名前の選定も特筆すべき要素です。あえて「シークヮーサーケーキ」ではなく、「ヒラミレモン」を選んだのは、オハコルテの哲学である「スタンダードなものをより美味しく、新しくする」ことを反映しています。「ヒラミーレモン」と名前に伸ばし棒を付けることで、愛らしい響きとなり、地域の人々に長く親しまれ愛される存在になることを願っています。この言葉は今や県内で広く浸透し、その響きがヒラミーレモンケーキの記憶を根付かせる一助となっています。
那覇空港での体験
オハコルテの直営店である「オハコルテ那覇空港店」は、クラシックで上質な内装を持ち、ヒラミーレモンケーキを中心とした焼き菓子のギフト商品が揃っています。この空間は、喧騒の中でも静かに時間が流れるように設計されており、旅立つ人々と帰る人々の心に小さな余韻を残します。オハコルテの焼き菓子やカラフルなフルーツタルトは、旅行の始まりと終わりに寄り添うお菓子として、地元の人々にも観光客にも人気です。
未来に向けた「記憶に残る味わい」
オハコルテは、「贈る人も、贈られる人も笑顔になるお菓子」という理念を大切にしており、沖縄から発信する贈り物文化を通じて、「記憶に残る味わい」をこれからも提供し続けていくことでしょう。ヒラミーレモンケーキは、オハコルテ 港川本店・小禄店・那覇空港店・RYUBO FOOD HALL内フルーツテーブル店で購入できます。沖縄ならではの特別な体験と共に、新しいおみやげ文化をぜひ味わってみてください。