沖縄の水族館で実現した学生のスイーツ「ノロロロールケーキ」
沖縄の豊見城市にあるDMMかりゆし水族館が、福岡ホテル・ウェディング&製菓調理専門学校の学生たちと連携し、ユニークなスイーツ「ノロロロールケーキ」を開発しました。このロールケーキは、同水族館の人気キャラクターであるナマケモノの「ノロロ」をモチーフにしており、見た目の可愛さだけでなく、その味わいも期待されています。
産学連携が生んだ奇跡のスイーツ
「ノロロロールケーキ」の販売は2023年11月22日から始まり、同水族館内のカフェ「キララカフェ」で提供されます。学生たちは、企画から試作、原価計算、プレゼンテーションを経て、商品化に至りました。このプロジェクトは観光施設として、来館者に新たなスイーツの魅力を届けることを目的として進められました。
彼女たちが解決すべき課題は大きく、滞在時間の向上や映える商品が不足しているという実情があり、それにresponsiveするかたちで商品が開発されました。インバウンド客や家族連れに向けた訴求力のある商品を目指し、学生たちは大きな挑戦を乗り越えました。
可愛さと美味しさ
ロールケーキの「ノロロ」は、可愛らしい表情を持つナマケモノのビジュアルを反映した商品です。製作にあたったカフェ総合マネジメントコースの3年生、松鼻百華さんは、自身のアイデアを形にするために多くの工夫を凝らしました。顧客が触れるとき、笑顔になるようなデザインを実現するために、キャラメルの甘さや焦がし方にもこだわったとのことです。
松鼻さんは「現場での再現性を意識し、試作の段階で調整を重ねました。私たちの作った商品が、お客様に手に取られる瞬間が待ち遠しいです」と語ります。このような声からも、学生たちの情熱が伝わってきます。
商品概要と今後の展望
「ノロロロールケーキ」は、700円(税込)で、館内のカフェ「キララカフェ」でのイートイン限定で提供されます。特に、12月9日には開発に携わった学生が販売補助を行う予定ですが、これは訪れる人々と直接交流する貴重な機会です。この商品は、沖縄の冬の観光シーズンに合わせて、さらに多くの人々に楽しんでいただけることでしょう。
福岡ホテル・ウェディング&製菓調理専門学校は、今後も他の企業との連携を広げ、学生のアイデアを商品化する取り組みを続けていく意向です。また、観光および食品業界での実務を通じて、次世代のクリエイターを育成していく姿勢が伺えます。沖縄と福岡のコラボによる「ノロロロールケーキ」、ぜひその目で、味わってみてください。