地産地消の未来
2025-08-01 12:06:35

地元竹林を活用した『京都産メンマプロジェクト2025』の取り組み

地元の竹を活用したラーメン作り



京都府八幡市にある「キラメキノトリ」では、地元の竹林を利用した新たなプロジェクト『京都産メンマプロジェクト2025』が進行中です。この取り組みでは、特に地元の学生たちが参加し、自らの手でメンマの製造を行っています。

プロジェクトの始まり



このプロジェクトは、キラメキノ未来株式会社の代表、久保田雅彦氏が「地域に根付いた取り組みを通じて地域の活性化に寄与したい」という想いから始まりました。竹は成長が早く、管理が行き届かないと周辺の環境に悪影響を及ぼすことがあるため、竹林の整備を促進する一環でもあります。

学生たちの取り組み



今年度は、京都府立八幡支援学校の高等部の生徒たちが竹の採取や加工に参加しました。幼竹を竹林から収穫し、調理室で細かく切り、茹でた後に塩漬けをする作業を通じて、メンマが完成する過程を学んでいます。7月には、学生たちが調理実習を行い、自分たちが作ったメンマをラーメンにトッピングし、試食会を行いました。参加した生徒からは「自分たちの収穫した竹がラーメンになることが嬉しい」といった声が聞かれました。

地元食材の価値



この取り組みは、単に地域の食材を使用するだけでなく、生徒たちに新たな学びの機会を提供し、地産地消の重要性を深く理解させるものであるといえます。キラメキノ未来では、今後も地域の竹林を大切にし、食を通じて地域と人を繋ぐ活動を続けていく予定です。

メンマの完成と提供開始



このプロジェクトを通じて生まれたメンマは、約1.2トンに達する見込みで、9月1日から「キラメキノトリ」などの店舗で提供が開始されます。特に、鶏白湯らーめんのトッピングとして提供されるほか、新たに国産メンマ丼の開発も進行中です。今後、さらに多くの店舗での提供が期待されています。

アートとのコラボレーション



さらに、プロジェクトには京都芸術大学の『くあたけプロジェクト』も参加しており、竹林の保全と地産食材活用の啓発活動を共に推進しています。店舗では、メンマをモチーフにしたキャラクターのデザインしたステッカーを用いた装飾が施され、国産メンマ入りラーメンを注文した顧客にはオリジナルのおみくじやステッカーが贈られます。

未来への願い



「キラメキノトリ」の社名に込められた、「ラーメンも人もキラキラと輝いてほしい」という願いを胸に、地元の竹を活用した新しい取り組みを通じて、地域との関係を深め、地域資源を大切にしていく姿勢を大切にしています。これからも、故郷を愛する温かい気持ちを持ち続けながら、地域食材の力を引き出していくことで、新たな食文化を創出していけることを願っています。


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