株式会社EternityFoodsが那覇に進出
沖縄県石垣市に本社を置く株式会社EternityFoodsが、那覇への事業展開を本格化させることを発表しました。地域密着型の「食のインフラ」を構築し、沖縄本島の経済活性化に寄与することを目指します。
新工場の設立と営業開始に向けた動き
このたび、那覇市に新たな工場を設立することが決定し、2025年7月20日からの営業開始を予定しています。住所は「沖縄県那覇市久茂地1-4-1 くもいちビル1F」で、すでに営業許可の申請を完了しています。また、この新工場の稼働に向けて、製造スタッフ5名と管理職1名の人材を募集しています。
EternityFoodsは、現在25名の従業員体制で運営しており、主には主婦層を中心とした人材を採用しています。これにより、地域特有の調理法や味付けをスピーディに再現できる体制を整えています。安定的な雇用の確保も同社の強みで、地域に根ざした柔軟な雇用モデルが特徴です。
パートナー戦略と新しい取引先の獲得
同社は、小規模飲食店に対する仕込み代行サービスを提供しており、この度、2社のパートナーが2025年秋にオープン予定の大型フードホールへの出店が決まりました。このフードホールは、300社の応募の中から選ばれた18社の一つで、EternityFoodsの安定した仕込み代行体制と、石垣牛のブランド力が評価されたとのことです。
この大型フードホールへの出店を契機に、那覇における新規取引先の獲得を狙っていく方針です。
将来の展望と持続可能な地域貢献
EternityFoodsは、那覇の新工場をスタート地点にし、宮古島や奄美大島へも事業展開を計画中です。さらに県外離島や都市圏への進出も視野に入れており、加工受託やOEM開発による収益の多角化を図っています。
地域に密着した六次産業化の成功モデルを目指し、食品ロス削減や持続可能な食糧供給に取り組む大手食品メーカーやESG投資に興味を持つ企業にとっても魅力的なビジネスモデルを構築していく意向です。
EternityFoodsの挑戦はまだ始まったばかりですが、地域経済の活性化に寄与しながら、沖縄の豊かな食文化をさらに広めていくことが期待されます。今後の展開に注目です。