香川県のさらなる讃岐うどんの魅力を引き出す「おいでまい！さぬきプロジェクト」始動

香川県の讃岐うどん新プロジェクト

讃岐うどんの代表的なチェーン「はなまるうどん」とその創業地、香川県が新たな試みを始めました。2025年1月からスタートした「おいでまい！さぬきプロジェクト」は、讃岐うどん文化の伝統を守りつつ進化を目指す活動として注目を集めています。この取り組みでは、讃岐うどんに欠かせない香川県産小麦粉「さぬきの夢」を取り入れたうどんを全店舗で提供することを発表しました。

香川県産小麦粉「さぬきの夢」とは

「さぬきの夢」は、讃岐うどん専用として開発された香川県のオリジナル小麦品種です。この小麦は、県内のうどん業界や愛好者の熱い声から生まれ、讃岐うどんをもっと多くの人に楽しんでもらうことを目指しています。「さぬきの夢」の特徴は、コシのあるモチモチとした食感であり、口にした際に小麦の香りが広がるのが魅力です。

はなまるうどんの新たな取り組み

はなまるうどんは、1999年に創業以来、セルフ式のうどん店として多くの顧客に支持されてきました。讃岐うどんを全国に広める努力を続ける中で、香川県内の地域貢献の必要性を強く感じ、本社移転とともに「おいでまい！さぬきプロジェクト」を開始しました。このプロジェクトでは、3月18日から香川県内の全14店舗で「さぬきの夢」を使用したうどんを提供し、地域の食文化をより深く味わえるようにしています。

具体的なプロジェクトの内容

まず、2025年1月1日からは、はなまるの本社が香川県高松市に移転します。同年の2月25日には、1号店である木太店近くの副駅名が「はなまるうどん駅」に変更され、これを記念して創業当初からの人気メニュー「カレーかま玉」を復刻販売します。そして、3月18日には「さぬきの夢」を使用したうどんメニューが全店舗で提供されることになります。

また、「さぬきの夢」を使用して製麺されたうどんは、故郷の香りを感じさせる一品となっています。顧客にとっても地元香川県を強く感じられる要素が詰まったこの取り組みは、地域の人々に愛されることでしょう。

地域の人々との共生

「おいでまい」という名称は、讃岐弁で「いらっしゃい」という意味を持ち、食べに来てほしいという思いが込められています。今後、このプロジェクトを通じて讃岐うどんの認知を高め、多くの人が讃岐うどんを食べたくなるような活動が行われる予定です。このように、地域の人々と共に歩むことを大切にしながら、香川の食文化の進化を目指します。