EFポリマーが東邦ガスと密接な連携を発表
沖縄に本社を置くEFポリマー株式会社が、シン・インフラ ファンド by TOHO GASと資本業務提携を結びました。EFポリマーは、100%自然由来の超吸水性ポリマー開発を手掛けており、この提携により、社会実装の加速を目指します。創業者兼CEOであるナラヤン・ガルジャール氏は、自社の強みを生かし、持続可能な社会の実現に向けた事業展開を加速する意志を表明しています。
農業分野を中心とした展望
EFポリマーは、農業用資材のグローバル展開を進めています。2020年にインドで販売を開始して以来、日本、アメリカ、フランスなどに販路を拡大し、2026年初頭には累計約700トンの販売実績を達成しました。気候変動による干ばつや肥料価格の高騰を背景に、環境に配慮した資材の需要が高まっており、現在は20カ国以上で実証実験や商談を進めています。また、園芸や造園、緑化分野への展開も視野に入れており、新たな市場での成長を狙っています。
非農業分野への新しい挑戦
これまでの成功を受けて、EFポリマーは農業以外の分野にも目を向けています。化粧品や日用品向けの増粘剤、さらには岩谷産業との共同開発による生分解性保冷剤「Cy-Cool」、綜研化学との吸水シート開発など、さまざまな分野で環境対策を進めています。これにより、長年石油由来の素材に依存していた業界でも、環境に優しいポリマーの導入が進むことを期待しています。
研究開発の未来
EFポリマーは研究開発にも力を入れており、新たなポリマーの機能向上に取り組むだけでなく、多様な原材料を使用した新製品開発や資源循環型モデルの構築に注力しています。また、他の製品との組み合わせによる新たな農業資材の開発や、多拠点生産体制の強化も視野に入れています。これにより、グローバルな市場にも柔軟に対応できる体制を整えています。
EFポリマーの背景と理念
EFポリマー株式会社は、インド発で沖縄で成長したディープテック・スタートアップです。2019年に沖縄科学技術大学院大学のスタートアップ支援プログラムを受けて同地に本社を設立しました。廃棄物から有用な資材を生み出すことで、環境問題の解決を目指しています。自然由来の素材を用いた製品は、企業のグリーントランスフォーメーションを支援し、持続可能な未来に向けた一助を担っています。
シン・インフラ ファンド by TOHO GASについて
シン・インフラ ファンドは、東邦ガスグループが運営する投資ファンドであり、地域社会と共に成長してきた歴史を持っています。未来の生活に必要不可欠な商品やサービスを共創することを目指し、国内スタートアップ企業との連携を大切にしています。このファンドとの提携は、EFポリマーにとっても新たな成長の機会となるでしょう。
まとめ
EFポリマーの取り組みは、沖縄を拠点とする企業が持続可能な社会を実現するための大きな一歩です。今後の展開が注目される中で、地域社会への貢献とともに、環境に優しい製品の普及を通じて、持続可能な未来を切り開く努力が求められています。