アートで彩るコザ
2025-04-11 13:39:41

沖縄・コザ銀天街がアートに染まる!ミューラルフェス「WRAP UP OKINAWA 2025」

沖縄・コザ銀天街がアートに染まる!ミューラルフェス「WRAP UP OKINAWA 2025」



2025年4月5日、大人気の沖縄・コザ銀天街でストリートアートと地域文化が融合したミューラルフェス「WRAP UP OKINAWA 2025」が盛況のうちに開催されました。テーマは「子どもの未来をアートで包み込む」。このイベントは、2回目の開催となるもので、地域コミュニティとアーティストが一体となって彩りを加える素晴らしい機会になりました。

参加したのは、オーストラリアからのアーティストREKAをはじめ、国内外の才能あふれるミューラルアーティスト6名です。彼らは、沖縄やその文化に影響を受けた魅力的な壁画を制作し、また同時にダンスやラップ、DJプレイ、ワークショップなど、多彩なプログラムが展開されました。このフェスは、地元の音楽シーンや飲食店とも連携しながら、会場全体が地域の文化で満たされる、まさに“まちを包む”一日となりました。

アーティストたちの創造性



当日は、アートを訪れる人々が制作現場に引き寄せられ、徐々に変わっていく街の姿に息を飲むひとときがありました。道行く人々がアーティストの壁画制作を目撃し、自身のスタイルをユニークに表現している姿はとても印象的でした。特に、海外からのREKAは、厳選された58カ国から275名の応募者の中から選ばれ、初来日となりました。彼の作品は、日本初のミューラルとして、コザの風景に新たな息吹を吹き込みました。

昨年の初回開催に続き、全体で9作品の壁画がこの地域に生まれることができました。地元のアーティストとして参加したBEAVER、KIRIN、SPELは、沖縄の自然や文化を反映させた作品を展開しました。

ワークショップと地域の絆



ミューラルフェスでは、観客がアートに参加できる機会も設けられました。三菱鉛筆とのコラボによるミューラルワークショップでは、参加者が共に創り上げた6メートルの巨大な壁画が完成しました。この壁画制作は、特に家族連れや若者たちの手によって色鮮やかに彩られ、地域に新たな風景が誕生する瞬間をもたらしました。さらに、制作した作品はキャンバス作品として子どもたちに贈られ、彼らの思い出に残りました。

エネルギッシュなパフォーマンスとおいしいごはん



イベントのハイライトとして、沖縄のダンススタジオ「FLOW」と「GET DOWN CLUB」のダンサーたちによるパフォーマンスもあり、商店街がダンスホールへと変わりました。「ダンスバトルサイファー」では観客も一体となり、熱気ある瞬間を楽しむことができました。また、DJたちによる音楽が流れる中で、地域のラッパーたちも加わり、アートと音楽が融合した特別な体験を提供しました。

食の面でも、地元の人気飲食店から特別メニューが高校生以下の来場者に限定500食で無料提供され、沖縄そばやピザなど地域の味が楽しめました。特にcafe noorが提供した子どもサイズのTシャツも好評で、可愛いデザインが話題となりました。

コザ銀天街の未来



戦後のアメリカ文化の影響を色濃く受け持つコザ銀天街は、独自のカルチャーを育んでおり、観光復興の面でも注目を集めています。広い歩道と無数の壁を活かしたミューラル制作には、商店街の強固な結びつきと新たな地域活性化の動きが見受けられるなど、アートの力が地域を変えることに期待が寄せられています。

このフェスを通じて、「アートを通じた地域の活性化」というビジョンが実現され、多くの人々が共に楽しい時間を過ごし、地域への新たな愛情を育むことができたのです。アートがもたらす可能性を信じ、今後も続けていく活動に期待が持たれます。


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

画像6

画像7

画像8

画像9

画像10

画像11

画像12

画像13

画像14

画像15

画像16

画像17

画像18

関連リンク

サードペディア百科事典: 沖縄 アート ミューラル

トピックス(イベント)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。