沖縄の美術家三島友希 新たな個展「PAWN SHOP」
沖縄を拠点に活躍する美術家、
三島友希が新たに絵画個展「
PAWN SHOP」を開催します。本展示は、彼女が過去13年間にわたり沖縄で暮らし、出会った人々や日常の中から拾い上げた記憶や印象を探求する機会となります。
展示の背景とテーマ
三島友希は、沖縄に移住した以来、多くの経験や風景を目にしてきました。それらの経験をもとに、展示作品では「所有」と「忘却」の間にあるあいまいな存在を表現しています。人々が手放したものや失われた記憶の断片が、どのように彼女の作品に影響を与えているのか、観客はその感触を体験できる貴重な機会です。
異なるメディアでの表現
本展では、平面作品を中心に約10点が展示される予定です。三島の作品は、一見無作為に見える断片を組み合わせながらも、時間や個々の経験が静かに表現されています。もともと記録されることのなかった瞬間や消された痕跡が再び“存在”として浮かび上がり、見る者に深い感情と思い出を呼び起こすことでしょう。
個人の経験と社会的背景
三島は、彼女の作品を通じて「個人の経験」と「社会的背景」の交錯を試みています。その表現の中には、特定の物語ではなく、曖昧さと静けさが同居する層が存在します。この独特な視点から生まれたアートは、観客に新たな洞察を提供し、見過ごされがちな社会の痕跡を思い起こさせることでしょう。
展覧会の詳細
この個展は、
2025年8月26日(火)から8月31日(日)まで、
Bufferにて開催されます。入場は無料で、開場時間は10:00から18:00です。展示作品は販売も行われるため、気に入った作品があればその場で手に入れることもできるかもしれません。
会場情報
- - 会場名: Buffer
- - 住所: 〒904-0022 沖縄市園田1-8-31
- - お問合せ先: Buffer(ギャラリー事業担当: 高宮城)
- 電話: 098-988-5030
- メール:
[email protected]
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公式サイト
沖縄市の文化拠点、Bufferでは「狭間たちの共振」というコンセプトのもと、音楽やアートの表現が行われています。アートを通じた対話や思考の場も提供されており、地域社会との接点を模索する場所でもあります。
最後に
三島友希の個展「PAWN SHOP」は、記憶や時間、社会的背景に根ざした作品群を通じて、私たちの日常に潜む微妙な気配や目に見えないものを探求する機会です。ぜひ訪れて、彼女が描く新しい風景を感じてみてください。