沖縄発!食品ロスを解消する「上等弁当」の新しい試み
沖縄県うるま市に本社を置く株式会社MIZUTOMIが、2025年9月より新たに「上等弁当」なるプログラムをスタートすることを発表しました。この取り組みは、製造過程で発生する規格外の食材を有効活用し、食品ロスを削減することを目指しています。
食品ロスという新たな挑戦
MIZUTOMIは、機内食やホテル向けの惣菜を年間365日、24時間体制で製造しています。その過程で生じる規格外の食材は、まだ美味しく安全に食べられるにも関わらず、出荷されることがありません。この「もったいない食材」に目を向け、全てを“上等な食材”として捉えることが、今回の新プログラムの理念です。
このプログラムは、国連が提唱するSDGs目標12「つくる責任・つかう責任」にも関連し、持続可能な食品生産のモデルを構築することを目指しています。
「上等弁当」の魅力
「上等弁当」は、毎日異なるおまかせメニューが楽しめるボリューム満点のお弁当です。さらに、冷凍状態で提供されるため、レンジでの加熱だけで簡単に美味しい食事が楽しめます。この形式は、特に小さなお子様にとっても安心して食べられる冷凍弁当として、需要が見込まれています。
また、その生産は、工場の隙間時間を活用して日々1,000食の製造からスタート。HACCPに基づく衛生管理のもと、高品質かつ安全な冷凍弁当が提供されます。
社会貢献への取り組み
「上等弁当」の販売による収益の一部は、地域の「こども食堂」などへの支援活動に使用されます。具体的には、毎月1,000個の冷凍弁当を市町村連携のもと、提供することが計画されています。これは、子どもたちが温かい食事を囲む場所を作るための取り組みです。
現在すでに、うるま市、嘉手納町、本部役場との連携が進められていますが、より多くの地域との協力を目指しており、関心のある市町村からの問い合わせを随時受け付けています。また、企業の協力も募っており、取り組みを共有し、一緒に社会貢献を進めていく側面も重視しています。
MIZUTOMIについて
株式会社MIZUTOMIは、68年の歴史を持つ食品メーカーで、さまざまな食に関するニーズに応え、高品質な製品を提供しています。大手エアラインや観光施設への商品の供給をはじめ、沖縄特産品を生かした商品開発や、食品製造におけるOEMやPBの開発も行っているリーディングカンパニーです。アジア経済圏に位置する沖縄から、世界中に有意義なサービスを展開することを目指しています。
公式サイト(
MIZUTOMI公式サイト)で最新情報をチェックし、「上等弁当」の購入や地域貢献活動にぜひご参加ください。