山岩、デジタル化で業務効率を大幅改善
創業以来100年を超えた株式会社山岩は、青果卸売業界でのリーダーとしての地位を確立しています。お客様との信頼関係をしっかりと築いてきた同社が、このたびデジタル化の波を受け入れ、業務プロセスを一新しました。特に導入した「BtoBプラットフォーム 請求書」がどう業務を変えたのか、その全貌をご紹介します。
導入前の課題
山岩は大阪市中央卸売市場を拠点に、スーパーマーケットや百貨店など広範な取引先を持つ会社です。しかし、請求書発行業務には多くの時間と手間がかかっていました。毎月、複数の締め日があり、特に月末には205以上の請求書を発行する必要がありました。販売管理システムを用いて請求書を印刷することはできても、封入や郵送にかかる時間と精力は膨大でした。手動でのダブルチェックや切手貼りなど、これらが業務を非効率にしている状況でした。
導入の決め手
そんな業務負担を軽減するため、山岩では「請求書関連業務を効率化しよう」という決議がなされました。いくつかのサービスを検討する中で、「BtoBプラットフォーム 請求書」に着目した理由は、その手軽さとデータの長期保存が可能である点でした。これにより、庁舎の負担も少なく済み、導入へのハードルが低いと感じたのです。
デジタル化による革命
実際に導入してみると、取引先の90%以上が電子請求書に切り替わり、大幅な業務改善が実現しました。請求書発行の作業は、これまでは2〜3人が1〜1.5時間かけていたものが、今では1人で5〜10分で完了するようになったのです。これにより、業務効率は飛躍的に向上し、業務にかかるコストの削減も実現しました。実際、消耗品の購入頻度も減り、以前と比べて人件費も大幅に削減されています。
業務の効率化は社員の精神的な負担を軽減し、請求書の締め日でも休暇を取りやすくなったと語る社員もいます。この影響で、デジタル化された請求書処理により、本来の業務へも余裕を持って取り組めるようになりました。各取引先に対する納品内容のWeb入力など、他の業務に時間を割く余裕が生まれたのです。
今後の展望
山岩では新規取引先に対してもデジタル化を前提とした進め方を行っています。これにより、さらなる業務効率化が図られることは間違いありません。業界全体が依然アナログに留まっている部分もありますが、山岩の取り組みが周囲に良い影響を与え、デジタル化の波が広がることを期待しています。今後、さらに多くの取引先がBtoBプラットフォームを活用することで、業界の常識が変わることでしょう。
おわりに
山岩の取り組みは、長い歴史を持つ企業が新しい技術を柔軟に取り入れることができる良い例です。デジタル化によって、業務の効率化だけでなく、社員の働き方にも光を当てることができるのです。今後の山岩の進展に期待が寄せられています。