沖縄に響く伝統芸能の調べ!国立劇場おきなわ自主公演案内
沖縄の伝統文化が息づく国立劇場おきなわでは、今月、特別な自主公演が行われます。文化遺産ともいえる「組踊」(くみおどり)や、新作の能「沖縄残月記」など、十分に楽しめるプログラムが用意されています。
国立劇場おきなわとは?
国立劇場おきなわは、沖縄の伝統芸能を次世代に受け継ぐ重要な役割を担っています。多彩な演目やワークショップを通じて、観客にその魅力を伝え、国際交流の場ともなっています。
自主公演「二童敵討」
9月17日から19日まで、「二童敵討」の公演が行われます。この演目は、沖縄の文化をより深く理解するための絶好の機会です。初めての方でも安心して観覧できるように、第一部では「組踊の楽しみ方」が親しみやすく紹介されます。これは、組踊の鑑賞や約束事をわかりやすく解説するもので、観点を新たにする良い教室となります。
第二部では、名作「二童敵討」が中堅および若手の実演家によって上演されます。演技者の表情や、舞台の細部に至るまで、じっくりと楽しむことができるでしょう。
博物館のようなオーディオガイド
さらに、土曜日の公演には、無料のオーディオガイドが用意されています。英語、中国語、韓国語、日本語に対応しており、観客がより整体的に演目を楽しめる体制が整っています。また、組踊のワークショップや琉装体験も同日に実施され、外国からのお客様にも大変おすすめです。
アジア・太平洋地域の芸能と平和への祈り
9月28日(日)には特別企画として、「沖縄残月記」と称する新作能が上演されます。この公演は沖縄、日本、韓国の伝統芸能を取り上げ、文化交流や相互理解を深めることを目的としています。第一部では沖縄戦を題材とした新作能を観ることができ、第二部では韓国・済州道の伝統芸能に触れることができます。このような形で地域の文化を大切にしつつ、平和への祈りが込められた公演は、来場者一人ひとりに深い印象を与えることでしょう。
情報のまとめ
公演スケジュール・チケット情報
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日時: 令和7年9月17日(水)~19日(金)10時30分/14時
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場所: 国立劇場おきなわ大劇場
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料金: 一般2,500円、大学生等2,000円、3歳以上高校生以下1,000円
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日時: 令和7年9月28日(日)14時
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場所: 国立劇場おきなわ大劇場
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料金: 一般3,700円、大学生等2,000円、3歳以上高校生以下1,000円
沖縄の美しい文化が、あなたの心に響く90分間をお約束します。ぜひ、ご家族や友人と一緒に足を運び、伝統芸能の魅力を体験してください。