琉球アスティーダ新監督の就任
琉球アスティーダスポーツクラブが、卓球男子ナショナルチーム元監督・田㔟邦史氏を2025-2026シーズンから新監督に迎えることを発表しました。この契約は3年間続き、田㔟氏にはチームの競技力向上だけでなく、次世代選手の育成やチーム運営の強化を進めることも期待されています。沖縄から世界への発信を目指し、卓球界の未来を切り開く新たな挑戦が始まります。
田㔟邦史氏の経歴
田㔟邦史氏は1981年生まれの山形県出身。青森山田高校を経て青森大学を卒業後、協和発酵キリンでプレーしました。選手としての実績は、全日本卓球選手権において男子ダブルスと混合ダブルスでの優勝を含む多彩です。指導者としては、JOCエリートアカデミーやジュニアナショナルチームでの監督としての経験があり、東京2020五輪では金メダル獲得に貢献しました。
新生琉球アスティーダの使命
田㔟氏の起用は、琉球アスティーダが新しい成長の段階へと進むための重要なステップです。彼の豊富な経験は、チームの競争力を向上させるだけでなく、ブランドイメージも一新するでしょう。観客を魅了する攻撃的で戦略的なプレースタイルを確立し、王座奪還に向かって邁進します。
さらに、ゼネラルマネージャー(GM)としての視点を持つ田㔟氏は、選手の育成や強化戦略に深く関わり、次世代の卓球選手を輩出するためのシステム構築を進めます。これにより、地域社会における卓球の普及と、日本卓球界全体の底上げが期待されています。
卓球普及活動と地域貢献
田㔟氏は、沖縄内での卓球教室や地域イベントの開催、さらには「田㔟監督 全国卓球キャラバン」を通じて全国各地を巡ります。これにより、卓球の魅力を広めると同時に、琉球アスティーダと沖縄をPRしていきます。また、県内および全国の指導者育成にも力を入れ、卓球界全体のレベルアップに貢献する意義も重要です。
「アスティーダ・卓球イノベーション・プログラム」
田㔟新監督の就任に際して、琉球アスティーダは『アスティーダ・卓球イノベーション・プログラム ~沖縄から、卓球の未来を照らす~』をスローガンに掲げます。チーム強化や地域貢献、未来を担う人材育成を強調し、スポンサーやファンとのつながりを深め、より価値のある存在となることを目指しています。
田㔟氏のコメント
田㔟氏は「王座奪還を目指し、チームの発展に全力を尽くす」と語り、旧監督・張一博氏への感謝を述べています。新生琉球アスティーダの船出に向け、関係者やサポーターからの応援を呼びかけています。
琉球アスティーダは、地域社会と共に成長し、卓球を通じて沖縄の魅力を発信する新たなステージに突入します。新監督・田㔟邦史氏のもと、沖縄から世界へ羽ばたく卓球界の未来にぜひ期待を寄せてください。