貝灰漆喰の未来
2025-05-01 10:13:16

伝統技術「貝灰漆喰」をバウビオジャパンが継承し未来へとつなぐ

伝統技術「貝灰漆喰」をバウビオジャパンが未来へ



株式会社バウビオジャパンは、2025年4月1日より、九州で唯一の「有明海産の貝殻」を使用した貝灰漆喰の製造を行っていた田島貝灰工業所の事業を譲受することを発表しました。この素材は、貝殻を焼成して得られる「貝灰」を主成分に、麻すさや海藻糊、水のみを加えた自然素材100%の漆喰です。

SDGsに貢献する建築素材


近年、気候変動や環境問題への関心が高まる中、持続可能な建築素材の需要が増しています。バウビオジャパンは、左官業において約10年間「貝灰漆喰」を使用してきた実績があります。自然素材から作られたこの漆喰は、調湿性や消臭性、空気清浄効果が再評価され、持続可能な建築へと貢献する可能性を秘めています。

事業譲受の背景


田島貝灰工業所は、長年にわたり貝灰漆喰の製造を行ってきましたが、田島代表のご引退に伴い、当社がその伝統を受け継ぐこととなりました。貝灰漆喰は、貴重な技術によって生み出され、今後も高品質な素材作りを目指し、安全で豊かな家づくりに貢献する所存です。

環境負荷の軽減へ向けた取り組み


当社が製造する「貝灰生しっくい」は、廃棄予定の貝殻を再利用した漆喰壁として、東大阪の「くら寿司 大阪・関西万博店」に採用されました。この店舗では約33.6万枚の貝殻が再利用され、環境への配慮がなされています。この取り組みは、資源の循環利用を実現し、環境負荷の軽減につながります。

未来を見据えた挑戦


バウビオジャパンは、今後も「人と地球に優しい建築素材」を追求し、環境と建築が調和した社会を目指します。多様なニーズに応えるため、安定した供給と質の向上に努め、より持続可能な未来の実現に向けて邁進してまいります。

貝灰漆喰の製造工程を公開


貝灰漆喰の製造過程に関心が高まる中、当社は製造工程をYouTubeで公開しています。興味のある方はぜひご覧ください。

貝灰漆喰の製造工程

会社情報


名称: 株式会社バウビオジャパン
所在地: 福岡県柳川市三橋町吉開766-4
公式サイト: バウビオジャパン

この伝統ある建築素材を未来へとつなげていくバウビオジャパンの取り組みは、地域だけでなく、全世界に貢献する重要な一歩です。


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