名桜大学看護学科が快挙達成!全員合格の舞台裏
2023年3月24日、厚生労働省は第114回看護師国家試験の合格者を発表しました。その中で、名桜大学人間健康学部看護学科の第15期生全78名が新卒での合格を果たすという画期的な成果を上げました。この出来事は、名桜大学看護学科が創設された2007年以来、初めてのことです。
看護師国家試験の概要
看護師国家試験は、看護師養成課程を修了した学生が受験する国家資格試験です。主な試験内容は、必須問題が50問、一般問題が130問、状況設定問題が60問の合計240問で構成され、総得点300点満点で判断されます。合格には必須問題での40点以上を取得し、他の問題でも合格ラインを超える必要があります。
近年の全国の新卒合格率は約90%で推移していますが、今回の第114回看護師国家試験では新卒合格率が95.86%、沖縄県においては96.33%という高水準に達しました。名桜大学の合格者がこの一員となったことは、地域医療への貢献につながる重要な意味を持ちます。
教員と受験生の想い
名桜大学看護学科の4年次を担当する新城慈氏と西田涼子氏は、今回の全員合格を受けて大きな喜びを表しました。彼らは、受験に臨む78名の学生を見送る際、これまでの努力が報われることを心から祈ったと語ります。
「今年こそ全員合格を達成しましょう」という学科長の言葉が教員たちの決意を新たにし、学生らと共に模擬試験や勉強会の取り組みを重ねてきました。合格発表の日には、彼らの努力が実ったことを喜び、一緒に成果を祝うことができたのです。
卒業生の声
新人看護師となった第15期生の陣内野乃華さんは、全員合格という成果を実現できたことに感謝し、仲間たちの絆の大切さを強調しました。入学当初は国家試験の厳しさを理解できていなかった彼女たちですが、1年生から国家試験対策を始め、4年生になるとSNSなどを活用したさまざまな方法で学習を行いました。
合格を果たした今、彼女は後輩に向けて「来年も全員合格を目指して頑張ってください!」とメッセージを送りました。このように、名桜大学の看護学科は、全員が支えあいながら合格に向けて努力し続け、その成果を結実させたのです。
今後の期待
名桜大学の看護学科から卒業した看護師たちは、習得した専門知識や技術を活かし、地域の健康と幸福に貢献することが期待されています。全員がこの快挙を果たしたことを機に、さらなる成長や活躍が望まれるでしょう。名桜ナースとしての誇りを持ち、それぞれの現場で力を発揮していく彼らに注目が集まります。チバリヨ、名桜ナースたち!