沖縄で進化するAI教育！MiDATAが集中講義を開催

沖縄県内の琉球大学数理・データサイエンス・AI教育推進室において、株式会社MiDATAがAIソリューションに関する集中講義を実施しました。これは、2025年2月に開催された東京大学大学院数理科学研究科の授業「産業界からの課題解決のためのスタディグループ」に関連して行われたものです。今回の講義内容は、実際のビジネスシーンで役立つデータ分析スキルを学生たちに提供することを目的としています。

PBLによる主体的な学び

この集中講義ではPBL（Project Based Learning）という手法が採用されました。これにより、参加学生たちは実際の社会課題に取り組むことで、問題解決能力やプロジェクトの推進力を養うことができます。主要なテーマは、株式会社リンクバルが開発したマッチングアプリ「CoupLink」に搭載されている業者画像検知AIの改善です。

プログラムは約1ヶ月にわたり、受講生たちにはドメイン知識や業界の背景、目的、期限が最初に示され、その後は自ら考え、行動することが求められます。学生たちはグループを組み、理論や知識を駆使しながら実際のデータを扱い、プロジェクトに挑戦しました。講師陣は、学生からの相談に応じてアドバイスを行い、必要なリソースも提供しました。講義の最後には、各チームが開発したモデルを既存のシステムに組み込むかどうかを報告する場が設けられ、実践的な体験が得られました。

学生の反響

受講した学生たちからは「実際に機械学習を活用する初めての経験で、とても刺激的だった」「データ分析についての実践的な考え方を深く理解できた」という声が上がりました。また、授業では触れられない様々な課題にも直面し、実データ分析の複雑さを実感することができたとのことです。座学だけでは味わえない貴重な経験を通じて、彼らは将来の職業に向けた大きな一歩を踏み出しました。

ミライへの展望

AIやデータ分析の知識を実務にどのように活用するのかを学ぶためには、実際のプロジェクト経験が不可欠です。学生が早期に実プロジェクトに取り組むことで、ビジネスにおける活用イメージを持ちやすくなり、学びの効果を高めることができます。MiDATAは今後も産学連携を通じ、データサイエンスを志す学生たちに多くのプロジェクト体験を提供していく予定です。また、同社は企業向けに実践的な研修プログラムも展開予定で、ビジネスシーンにおけるAIの利活用を推進していきます。