NSER mobileが始まる
2025-04-09 11:11:44

那覇市で安心・迅速な医療を実現する「NSER mobile」の本運用開始

那覇市で本運用開始!「NSER mobile」とは?



2025年4月1日から、那覇市でTXP Medicalが開発した「NSER mobile」の本格運用がスタートします。このシステムは、那覇市救急搬送支援システム「Nser-NET」を通じて、救急搬送の効率化を図り、より迅速で安全な医療サービスを提供することを目指しています。

背景



昨今、那覇市では救急出動件数が増加しており、救急隊が出動できなかった「保留事案」や搬送が困難な「救急搬送困難事案」が増えている状況です。これにより、救急隊は休息時間が確保できず、業務負担が大きくなっていました。これらの課題を解決するため、2024年には「NSER mobile」を使った実証実験が行われ、その結果、現場活動時間の短縮や情報共有の効率化が確認されました。

「NSER mobile」の特徴



「NSER mobile」は、救急現場で患者情報を迅速に搬送先医療機関へ送信することができるデジタルプラットフォームです。これにより、従来の電話や紙の帳票を利用していた通信がデジタル化され、救急業務の透明性と効率が向上します。具体的には、受け入れ病院の準備時間を短縮し、情報共有を迅速に行うことが可能です。

また、従来の手書きの記録からデジタル入力に切り替えることで、救急隊の業務軽減が期待されます。

実施内容



Nser-NETの本運用にあたって、那覇市内の救急隊と医療機関においてそれぞれがNSER mobileタブレット端末を配備します。これにより、両者間で情報を即座にやり取りし、効率的な救急搬送を実現します。利用する医療機関は、那覇市内の救急告示病院を中心に、沖縄県内で22の医療機関が参加します。

期待される効果



このシステムの導入により、以下のような効果が見込まれています:

1. 市民サービスの向上
救急活動時間の短縮により、適切な早期搬送が実現できるため、質の高い医療サービスが提供されます。また、保留事案の数を減少させることも非常に重要です。

2. 業務効率化
救急隊員は、手書きの記録票やOA入力の報告書から解放されるため、業務の負担が軽減され、より多くの時間を救急活動に割けるようになります。

まとめ



那覇市は「NSER mobile」により、デジタル化された救急搬送を進め、市民の安全を一層強化していく計画です。この新システムの展開は、国内の他の地域でも模範となるでしょう。TXP Medicalの取り組みが、次世代の医療インフラの構築に向けての一歩となることが期待されています。救急医療の迅速化が進めば、市民のライフラインが一層強固なものになることでしょう。今後の運用に注目が集まります。


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